自転車専用の高速道路や、スーパー自転車道を完成させるデンマークがやっぱりすごい

自民の52%が自転車通勤をするデンマークの首都コペンハーゲン。

全長約354㎞の自転車専用道路が整備されているほか、港の上を快適に走れる効果式自転車専用道路も開通しています。

コペンハーゲンの通勤時の混雑は日本では考えられないほど。

以前本サイトでも取り上げました。

自転車の大渋滞!?デンマークの通勤時間の映像が日本では考えられない衝撃映像だった…

このような自転車社会がもう既に作り上げられているデンマーク。

自転車の文化が根付いていることもあり、インフラも充実していますよ。

デンマークの港の上を快適に走れる高架式自転車専用道路

デンマークの自転車に関するインフラの整備具合は凄まじく、

信号機の色が変わるタイミングが自転車の速度に合わせて調整されている。

全長354㎞の自転車専用道が整備されている。

自転車用車線と自動車用車線の間に駐車場を作り、無人の車を緩衝物としている。

などなど、サイクリストを第一に考えたインフラが整っています。

その一環で港の上に高架式に作った自転車専用道路「Cykelslangen」が作られました。

デンマークの高架式自転車専用道路「Cykelslangen」

「Cykelslangen」は自転車専用道路の長さを僅か220m程延長させただけですが、その道を作った効果は非常に大きいです。

この自転車専用道路のおかげで、自転車利用者が海岸地区のショッピング街を通る必要がなくなるので、混雑が大幅に解消される効果が生まれます。

そもそもショッピング街が混雑してしまった原因は、歩行者が多いからなんです。

日本とは違い、歩行者とどのように共存するかが重要視されているのかもしれないですね。

そんな重大な混雑を解消させた高架式自転車専用道路「Cykelslangen」は、建物の2階くらいの高さに作られたので自転車は快適に走ることが出来ます。

道幅も4mと広く、通常の2倍の幅があるカーゴバイクを追い抜く余裕まであるんですよ。

スピードが出ないように緩やかな傾斜とカーブを設け、安全面への配慮も怠っていませんよ。

高架式自転車専用道路「Cykelslangen」の動画がこちら。

デンマークの次の試み「スーパー自転車道」

デンマーク・オーフスでもコペンハーゲンと同じように移動手段が自転車にとって代わりつつあります。

そこで、デンマークは次の試み「スーパー自転車道」に着手しました。

スーパー自転車道は、オーフス中央駅からスタートし、およそ10㎞の自転車専用道路です。

全体的に平坦な国土であるデンマークで「最も坂が多い町であるオーフス」と言われおり、予算も大きく25億6000万円と決定されました。

坂の多い町を便利にするからこそ意味があるこの試み。

予算が大きいことはしょうがないでしょう。

そんなスーパー自転車道ですが、「スーパー」と言われる所以が見当たりませんよね?

実はスーパー自転車道は、様々な機能を兼ね備えた「マルチタスク」な役割があるんです!

スーパー自転車道はマルチタスクな役割を持つ

自転車専用道路というだけでも私たちから見ると画期的なものですが、それに様々な機能を持たせるというアイデアはデンマークだからこそ生み出せた発想。

その一部に、以下のような提案があったそうです。

土地が狭く電車と並行して走る場所で、電車の上に自転車用のトンネルを設ける。
そこへ地中の電気・水道などといったライフラインを移すことで、メンテナンスの向上が望めるだろう。

このようなアイデアや、

利用者を増やすために全天候に対応した道を作る必要があるから、屋根を付ける。
その屋根にはソーラーパネルや小型風力発電機の実験のためのスペースを確保する。

屋根を利用して雨水貯水システムを設ければ災害時のシェルターの役割も果たせる。

壁面を利用して自治体の情報発信やイベント映像を映し出すディスプレイの設置。

などなど様々なアイデアが提案されました。

さらに

  • 全天候型の自転車道路=スーツ姿のビジネスマンも汗をかかずに快適に通勤できる空間
  • 将来の自転車道=ソーラーパネルの電力を使用し『常に追い風』の環境を作る

提案者のラスムセンさんは私たちローディーにとっての最高の環境を作ろうとしているのです。

これは本当に私たちの夢が広がります。

そんなマルチタスクな自転車道が完成すること・そしていつか日本にもできることを願いましょう。

IoTによって作られた快適なサイクリング環境

コペンハーゲンは自転車通勤者が半数を超える自転車社会の国。

そのため、自転車に優しい街づくりがなされています。

コペンハーゲンの自治体が提供するナビアプリ

そもそも自治体がアプリを提供していると言うがもう既に驚きですよね(笑)

このナビは、自転車での移動を大きくサポートしてくれるもので、サイクリストをターゲットにしたルート検索が主な機能。

このルート検索機能が細かいところにまで配慮が行き届いていてめちゃくちゃ便利なんです。

まず、ロート選択の時点で以下の3つに分けられます。

  1. 最短ルート
  2. 快適ルート
  3. 電車を使うルート

また、自転車では通りずらい石畳の道や一方通行をしっかりと避けた自転車のためのルートが提示されます。

そして地図データも日々アップデートされているため、新しい道になって迷うことはほぼ無いでしょう。

街全体の信号機が自転車に合わせて作られている

コペンハーゲンはサイクリストに優しいスマート信号を導入しています。

スマート信号はネットを通じて、よりスムーズに自転車の通行ができるように作られた信号機。

コペンハーゲンのスマート信号機ではサイクリストが時速20㎞で走行することで信号で足止めされることなく都市部と自宅の良き気ができるように調整されています。

さらに、サイクリストの集団が信号に近づいてきた場合、センサーが感知して「青信号を少し引き延ばす」という実験も行われているんだそうです!

こんなスマート信号はコペンハーゲンのサイクリストの移動時間をなんと10%も短縮しました!

ちなみにコペンハーゲンは北欧初のスマート信号導入都市で、380個もの信号をスマート信号に取り換えたそうです。

まさに私たちローディーのための街づくりを完成へとぐんぐん進んでいるコペンハーゲン。

この仕組みを日本へ持ってくることは難しいと思いますが、いつかそんな地域ができたら夢が広がりますよね。

まずはコペンハーゲンの街づくりが今後どのようになるのか楽しみです。

【関連記事】

自転車の大渋滞!?デンマークの通勤時間の映像が日本では考えられない衝撃映像だった…