たった一日で安全な自転車通行レーンを作る!その方法とは一体…

オランダやドイツなど自転車に優しい国は数多くありますが、日本ではまだまだサイクリストの肩身は狭いままです。

それが一番顕著に出るのは、道路の自転車通行レーンの数や広さ。

ヨーロッパ諸国などと比べ、自転車通行レーンの数は少なく、幅の広さは一目瞭然。

見て分かるように何倍もの差があります。

そして、日本と同じようにサイクリストの肩身が狭い国は案外多いです。

そのうちの1つがアメリカ。

アメリカは車社会で、都市部では地下鉄が発達しており通行の主流が自転車とは言えない状態。

とはいえ、自転車通行レーンはあるのですが、自転車レーンに車が侵入したり、レーン内に駐車していることも多くあります。

これでは安全とは言えませんし、結局自転車通行レーンは使えていないんですよね…。

そんなアメリカで、あるゲリラ活動が大きな支持を集めているんです。

自転車レーンを作り出すゲリラ活動とは

アメリカで支持を集めているゲリラ活動が行われたのは、毎日数千人の人が行き交う都市部の通勤ルート。

車道は片道2車線の広い道路で、幅1mほど自転車専用レーンも用意されています。

しかし、道路の両側には違法駐車の列。
時には違法駐車の列が二列になっていて、自転車通行レーンが完全にふさがれていることもあるんです。

そんな光景が日常化していたある日、その自転車レーンにあるものが並べられていました。

ある朝、自転車レーンに並べられたのは…

自転車レーンに沿っておかれていたのは、ヒマワリが活けられたコーン。

「それがどうなるんだ」と思う人もいるでしょうが、たったそれだけのことでその日、自転車レーン内への駐車は無くなり、自転車が快適に安全に走行できたんです。

ヒマワリを活けたコーンを設置したのは?

自転車レーンに沿って、コーンを設置したのが、「Transformation Department」と名乗る正体不明の市民団体。

私たちの使命は“道路を安全で快適に整備するのはとてもカンタン!”だと証明すること。
たった30分たらずの時間と500ドル以下のコストでコーンを用意し、役所にはできなかったことを実現しました。

彼らはこのように話し、団体の寄付ページにはたった一日で1,000ドルもの寄付が集まったんです!

正体不明の市民団体「Transformation Department」はニューヨーカーから熱い支持を得ることになりました。

「Transformation Department」の活動のきっかけ

元々、車社会だったアメリカですが、ニューヨークでは2007年から2011年で自転車利用人口が倍増。

自転車専用レーンの整備が本格的に始まり、サイクリストに優しい街づくりが進められました。

その結果、2014年には「Top 50 Bike-Friendly Cities」の1位として、アメリカの専門誌に選ばれるまでに整備が進められたんです。

そこから2016年にも”Vision Zero”政策という大々的な交通事故撲滅運動を推し進めました。

以上のように政策が進められている一方で、市民団体から新しい自転車レーン整備が提案され、議会で全会一致の承認を得ているにも関わらず、1年近くも計画が進んでいない現実もあります。

そんな自治体への不満の中で生まれたのが、「Transformation Department」の活動だったんです。

この活動は、市民団体のアイデアと行動力だけでサイクリストの安全を作り出しました。

日本でもサイクリストが増え続けているので、行動に移してみるのも良い方法ではないでしょうか?

TwitterなどSNSでは、毎日のように自転車と車の走行に関する話題が出ています。

SNSなど拡散力がある場で、抗議を重ねることももちろん効果はあると思いますが、やはりその界隈での話で終わってしまうことがほとんど。

「Transformation Department」のように、花を活けたコーンなど話題性がある行動で世間に抗議するのも非常に効果的だと思います!