ワイドタイヤに変えると早くなる!? 買い替える前にメリットとデメリットを考えてみる

最近のロードバイクのタイヤの話題で最近ホットなのは、タイヤ幅についてではないでしょうか?

今までは幅の狭いナロータイヤが路面抵抗が少ないと考えていたため、良いと言われてきました。
そのため標準でも23㎜、上級者なら19㎜など非常に狭いタイヤが主流だったはず。

しかし、今現在では私たちのタイヤに対する考え方も変わってきて、最近は標準の23㎜よりももっとワイドなタイヤがトレンドになってきています。
ここで一つ、大事な予算を使ってワイドタイヤを購入する前に、このトレンドのメリットとデメリットを把握しておくことが賢いと思いますよ。

ワイドタイヤにしたら本当に速くなるのか

まずはこの疑問から解決していきましょう。
世界のプロライダーを見てもトップライダーの多くが最低でも25㎜、最大30㎜ものワイドタイヤを履いていて、その方が従来のナロータイヤよりも速いということ事実に気付いているということが分かりますよね。

そのワイドタイヤの方が速い理由は、設置面積とタイヤケージングの変形に対する耐性にあります。

実はワイドタイヤは空気圧が低くてもナロータイヤと同等の小さな設置面積を維持できるという利点があるんです!

この利点はしっかりと数字で立証されており、コンチネンタルは23㎜/120psi、25㎜/90psi、28㎜/80psi、とそれぞれの場合で転がり抵抗は同じであるというデータを出しています。

この低い空気圧で走れるということは、タイヤケージングが路面に対して、より理想的な変形ができるということを意味していて、結果的により効果的なライディングをできるんです。

例えば、車のタイヤを100psiという高い空気圧に設定していまうと、乗り心地は途端に悪化してしまいます。
ロードバイクにおいてもそれと同じことが起きているのです。

そして、ワイドタイヤと低い空気圧設定にはこのほかにも、以下のような副次的なメリットがあります。

  • グリップの向上
  • リム打ちパンクの確率の低下

ローディーなら誰しもがグリップの向上というメリットには目を引かれますし、ロングライドをする人ならリム打ちパンクの減少は非常に嬉しいメリットなはずです!

こんなにメリットがあるならワイドタイヤは買い?

実はそんなにシンプルな話ではありません。
他の最新トレンドと同じように、ワイドタイヤにもデメリットがあります。
まず、全てのロードバイクのフレームやフォークがそれに対応しているとは限りませんし、古いモデルならなおさら装着不可能な場合が多いです。

次に、ワイドタイヤは転がり抵抗を減少してくれますが、空気抵抗が増えプラスマイナスゼロ。なんてことになるケースもあります。
特にナローなリムを使用している場合、ワイドタイヤはリムの外側へ膨らんでしまい、空気抵抗の増加に繋がってしまうんです。

このようなケースを防ぐ方法は、リムもワイド化するという事。
こうすることで出っ張りの少ない、空気力学的に好ましい形状を得られ、転がり抵抗の低減と空気抵抗の減少を同時に得ることができますよ!

最後に、せっかくワイドタイヤを購入したのに、これまでのナロータイヤと同じような高い空気圧に設定してしまえば、ワイドタイヤのメリットは全て無くなってしまいます。
これを避けるために、確実にワイドタイヤの空気圧は低めに設定することを心がけましょう。

しかし、空気圧に関してはそれぞれの好みもあるので具体的な「これ!」といった数値は存在しません。
そのため、何度も乗って試して、自分にあった空気圧を探してみましょう。
これもロードバイクの醍醐味ですよ。

まずは通常の空気圧より10psi低い所からスタートして、そこから微調整をしていくと良いと思います。

高い空気圧だから速いというわけではなく、驚くくらい低い空気圧でも早くなれることを忘れないでくださいね。

まとめ

以上のように、ワイドタイヤは今まで以上のスピード・快適さ・コントロール性を手に入れることができます。
そしてこのメリットを一度味わってしまえば、ナロータイヤに戻るのはすごく難しくなってしまうと思いますよ(笑)